シニョリッジ(seigniorage)

政府が発行する通貨・紙幣の額面金額からその製造コストを差し引いた残り!
これを「通貨発行益」という!という説明が一般的だが、
実際にはもう少し複雑なものらしい!

 

例えば、一万円札の製造コストが40円だとすると通貨発行益は
10,000-40=9,960円かと思うがそうではない!

 

これは結構複雑でよく理解できないが、
日本でいうなら日銀のバランスシートをみる必要がある!
そこでは、負債側に発行した銀行券、資産側に国債がある!

 

日銀は銀行券の額に対応するで国債を保有する!
日銀の発行した銀行券は金利のかからない負債なので、
それに見合った国債の利子収入が発生し、それが通貨発行益となる!

 

一万円発行すると、一万円相当の国債があるわけで、
この国債が10年物の場合、
長期金利1.2%で、単純計算すると年120円がシニョリッジとなる。

 

しかし、以上の説明も完全ではない!
ウィキペディアの「シニョリッジ」の説明には、
政府の発行する硬貨(補助貨幣)はについては、
製造費用と額面との差額が「シニョリッジ」と記されている!

 

結構難しくて、ややっこしい!

 

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